ビアンキの事故は速度超過が原因、鈴鹿に過失なし
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141204-00000521-sanspo-... FIAは3日、今季第15戦として10月5日に行われた日本GP決勝で
ジュール・ビアンキ(25)=フランス、マルシャ・フェラーリ=が頭部に重傷を負い、
意識不明の重体になった事故の調査結果を発表。
スーティルの事故処理をしていた地点でビアンキが十分に減速しなかった事でコントロールを失ったと結論づけると共に
同GPが行われた三重県の鈴鹿サーキットによる過失はなかったとした。
この日発表された396ページからなる詳細な報告書でFIAは、
ビアンキの車が、スーティルのマシンを撤去するためにコースに入っていたクレーン車に衝突した際
車速が時速126キロに達していたと言及。
「救助および医療活動はすべて基本に忠実に行われた。的確な処置がビアンキの生命を救うことに大きく貢献した」として
現場での救助活動に落ち度はなかったと言明した。
他選手が鈴鹿のコース係員による減速指示を守った一方、
ビアンキが十分に減速しなかったことが事故の原因だったと示唆した報道にチームは当初、反論した。
しかしFIAは「ドライバーが減速指示に従えば、選手だけでなくコース係員も危険にさらされることのないようにルールは作られている」と指摘。
最初に事故に遭ったスーティルよりも手前の地点でビアンキがコースアウトしていた事実を公表し、速度超過が事故につながったとした。
一方でFIAは、衝突直前の2秒間にビアンキが、両足でアクセルとブレーキを同時に踏んでいたと発表。
このような際にはブレーキ側が優先される仕組みになっているが、
マルシャの制御システムがこの機能を十分に発揮していなかったとして、マシン側に問題があった可能性も指摘した。
ビアンキは先月、当初入院した三重県立総合医療センター(四日市市)を退院し、
母国フランスのニースにある大学病院に転院したが、現在も意識は回復していない。
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