佐藤琢磨が自己ベストの3位フィニッシュ!
25番グリッドから初の表彰台へ
ブラジル、サンパウロのストリートコースで行われるインディカー・レースは、今年で3回目の開催となりました。
1年ずつ確実に人気が上昇してきたイベントは、
今年は前売りでチケットが完売するほどの大人気を博し盛大に行われました。
レース・ウィークエンドの天気予報は雨。
午前中のウオームアップセッションの完全なウエットコンディションが、
スタート時刻までには回復し、スターティンググリッドに並んだ出場26台全車はドライタイヤを装着。
佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、全長2.536マイルのコースを75周するレースに、
ペナルティを受けて予選タイム抹消となったジャスティン・ウィルソン(Dale Coyne Racing)と同じ最後列の25番グリッドからスタートしました。
1回目のピットストップタイミングを早めに行う作戦を彼らは採用し、
燃費にも十分な注意を払い続けて戦った結果、
ゴールまで15周を切ったところで5位にまでポジションアップを果たしました。
レースが終盤に入って燃費の心配がなくなった佐藤は、本来の攻撃的な走りを見せ始めました。
残り8周で切られたリスタート、佐藤はターン1へのブレーキングをギリギリまで遅らせてインへと飛び込み、
エリオ・カストロネベス(Team Penske)とダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)を2人まとめてパス。
スタンドを埋めたファンをおおいに沸かせ、そのまま3位を保ってゴールへ飛び込みました。
IZODインディカー・シリーズへの参戦3シーズン目、
佐藤は自己ベスト(2011年ミッドオハイオ・スポーツカー・コースでの4位)を更新し、
初めて表彰台に上りました。
佐藤の3位は、今回のレースにおけるHondaエンジン搭載車でのトップでした。
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