F1第9戦オーストリアGPで対決した二人の最速ヤングドライバー
最速ヤングドライバー
もう一人の最速ヤングドライバーの事を考えると少し悲しい気持ちになった。
彼は素晴らしい週末を過ごしていたんだ。1ポイントがかかるあのポジション
にいるのが彼でなければいいのに、と思った。彼にはまたチャンスが訪れる
だろう。いずれ表彰台や優勝を獲得するチャンスが来る事を願っているよ。
もう一人の最速ヤングドライバー
近いようで遠かったね。スタートの蹴り出しは良かったんだけど、その直後に角田(裕毅)が
チームメイトとの接触を避けようとして、僕の目の前で派手にロックアップした。それでこっちも
ブレーキを踏まざるを得ず、いくつか順位を下げてしまったんだ。でも、それがレースの結果を
変えたとは思わない。結局のところ、僕らより速いクルマは、僕らより前でフィニッシュする事
になるからね。チームにとって10位と1ポイントは優勝にも等しい価値があり、僕もその為に全力を
尽くして戦った。あの状況で背後から迫ってくるドライバーとして、最速ヤングドライバーは他の誰
よりも嫌な相手だ。彼には勢いがあり、僕のタイヤの状態を考えれば、抑え続けるのは不可能だった。
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